2020年、社会を創る星［木星］と［土星］が水瓶座で重なる［グレート・コンジャンクション］という配置が起こって、その年、世の中では新型コロナが流行し社会生活の大きな変化のきっかけが起こりました。

次いで2023年には世界の大きな枠組みの価値観を創る星［冥王星］が約248年ぶりに大地の星座［山羊座］から→風の星座［水瓶座］へと移りました。このことはこれまで、高い立場や強い権力、大きな組織力を持つ側、また物質や金銭をより多く持つ側が有利な立場となり、その力の横行があった部分が露呈して崩れていくことを意味していました。

これからの［風の時代］に象徴される作用は、人はみな平等であって、支配し支配される関係ではなく、協力し手を取り合って互いに連携することで世界を広く巡らせていこうという風通しの良い循環連携型の性質を持っています。

実際に2023年には、たとえば大手広告代理店のオリンピック談合による元理事等の逮捕、男性アイドルを多く輩出した芸能事務所元取締役社長の性加害による廃業、大手中古車販売会社の不正請求発覚、など、社会的権力や強い立場を持つ者による横行があった部分が発覚しその体制に変化が起こりました。

2024年には一度水瓶座に入ったものの逆行して元の山羊座に戻っていた冥王星が、もう逆行しても戻ることのない［本格的な水瓶座入り］を11月にし、同月アメリカではトランプ氏の当選が起こりました。そしてその後太陽が水瓶座に入ったその日にトランプ大統領就任というタイムリーな出来事も。
※星の示す内容と、その時期現実世界に起こった出来事との経過を記したものです。政治に関する内容を表現したものではありません。

2025年。冥王星に続いて、海王星、天王星、土星、という太陽系の遠くの星々が相次いで水瓶座と同じ根本性質を持つ［男性性星座］への移動を行いました。そして短い期間であっという間に逆行によりこれまでの［女性性星座］へと現在戻っています(2025年11月現在)。ここから2026年2月頃までにかけて、ここまでの長い間の社会の、世の中の、地球環境の、限界を迎えている部分、本来的でないもの、今後大きく変化すべきこと、などが表に問題のようにして出てくるとされるところです。

そして【2026年の星回り】というのは、これらの流れが向かってきたひとつの到達点とも言えるような［転換点］を通過します。私たちの一生のあいだでも稀な配置の年。

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まずは［土星］

社会の仕組み、中でもおもに政治や規律を司る星である土星は約29年で天空を一周ぐるっと巡りますが、その360度の旧サイクルを2026年の2/14に終え黄経359度59分59秒から→黄経0度0分0秒へまたぐという特別なアクションが起こります。このことはおもに、政治に関係すること、社会のルールや法や制度に関係すること、国家間の関係、国や組織のトップや仕組みに「新旧交代」「新たなものが掲げられる」「新しい方向の始まり」などという変化が想像されます。また個人においてはおもに［仕事］で新しい働き方を起こしたり、これまでとはガラッとちがった立場や生き方を急に選択することになる人が増えそう。

［海王星］

自然界を司る星・海王星は、天空を一周ぐるっと360度巡るのに約165年もかかりますが、土星とほぼ時を同じくして2026年の1/27に黄経359度59分59秒から→黄経0度0分0秒へまたぐという特別なアクションが起こります。近頃はたとえば自然界の「水」「火」を動かす力を持っているため、気象や自然に関することを海王星を使って読んでいくことができます。海王星にとって旧サイクルをやり切り、新しいサイクルのスタートを切る2026年の自然界の現象とは、少し特別な作用が起こると予測できそう。「水」と「火」に関連する作用には特に注意が要る年に。またこれまで以上に［メディア］が世の中における時代の軸となることを表す出来事が起こりやすく、同時にこれからの［メディアの在り方］についての議論が注目を受けそう。テレビ、ラジオ、SNS、ネット、配信、芸能、エンタメ、雑誌、本、新聞、ニュースサイト、などのコンテンツに旧から→新への改革が求められ、新しいサービスへの生まれ変わりを始めることになる年に。

［天王星］

世の中に新しいシステムを起こす力を持つ星［天王星］は、こちらも女性性星座である牡牛座から→男性性星座の双子座へと本格運行をスタートさせる2026年。双子座は水瓶座と同じく風の星座。これからの時代を扇動し軸となりうる分野、インターネット、SNS、メディア、エンタメ、情報、移動、流通、物流、交流、アイディア、等に関する新たな［システム］［仕組み］［方法］［手段］を誕生させ、またその新システムを流布する力を持っています。その最初の一歩が起こるとされる2026年。

［冥王星］

2026年の冥王星は引き続き水瓶座の天空のエリアの初期度数を運行していき、水瓶座が得意な【旧体制を革新する】という作用を新たに世界に起こしていくと予測されます。

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［四柱推命］

併せて東洋の占術・四柱推命においては、2026年は60年に1度の【丙午/ひのえうま】という60干支が巡ります。

丙＝火

午＝火

と天にも地にも二重に［火の五行］が重なる特別に強い干支の年。昔は丙午の年に産む子はエネルギーが強くなりすぎるので出産を控えたという迷信があったほど。午の火の五行というのは方角で言えば［南］、季節で言えば［真夏］を表し、エネルギーがもっとも盛えている状態。陰陽で言えばもちろん陽で、情熱、積極、行動のパワーです。また陽という気質は［今ここにないものを起こす力」があり、希望、願望、夢、正義、願い、理想、など内側にある光を現実化しようと戦い行動し創造していく気概に溢れています。2026年にはきっと［正義を胸に掲げ］［理想を胸に掲げ］［夢や願いを胸に掲げ］世界に光を灯すように行動し始める人や物事が出てきそう。

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下に続くMessageにも書かせていただいたのですが、もともと「2026年の運勢」鑑定は控えようと思っていたのですが、この「2026年の星まわり」の稀有さがやっぱり鑑定をやろうと思い返した理由のひとつです。生きている間でも珍しいようなこんな星まわりの年に1年間の傾向や流れを読む運勢鑑定をやらなくていつやるのか、笑。社会変化の多いここ数年間ですが、2026年はそのセンターともなるような年。そんな年のより良い過ごし方を、その方の1年間の応援となるように、という想いを込めてこしらえました。

Kayo Moon
2025.11.20.

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